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2008.07.13

この夏注目の「ヴェリーヌ」:その1プランタン銀座編

こんにちは平岩理緒です。

こんにちは。平岩理緒です。
今年の夏、「ヴェリーヌ」や「ベリーヌ」と呼ばれる、グラス入りのデザートが、ちょっとしたブームになっています。

ヴェリーヌとは、フランス語の新語で、「ヴェリーヌ(verrine)=ヴェール(verre:グラス)+テリーヌ(terrine)」を組み合わて作られた新しい言葉。
透明なグラスやカップ容器の中に、ムースやジュレのような食材を層にして入れたものの総称となっています。

必ずしも、甘いものばかりとは限らず、日本でも、フレンチレストランの前菜やデザートとして登場するようになりました。
パリでも、最近は、街中の多くのパティスリーでヴェリーヌを見かけ、トレンドスイーツとして親しまれているのだそう!

プランタン銀座では、6月1日から8月下旬まで、ヴェリーヌフェアを開催中で、合計11ショップから、様々なヴェリーヌが発信されています。

中でも、プランタンの定番ショップの1つ、パティスリー・タァイが、期間限定のヴェリーヌ専門ショップ、「very verrine by Patisserie tie ヴェリー・ヴェリーヌ バイ パティスリー・タァイ」をオープンしているのに注目!
こちらは、パティシエ・深川大功氏の創作したヴェリーヌが、毎日約10種も揃う専門店。ショーケースを見ているだけで楽しくなります。

Verine_tie

全種類の図解付き解説書も用意されているのが、嬉しい!
こういうのを見ると、その日無い物も、今度これを食べてみよう!期間中にまた来たい!と思えますよね。

人気は、斜めに層を構成したスタイルが特徴的な「パッションマンゴー」とのことでしたが、今回は、ピンク色が美しい「リュバーブ」と、一番最近出た新作という「カシス」の2つを選びました。

「リュバーブ」は、底に敷いたリュバーブのコンポートが、長野産とフランス産の2種類組み合わせというのが面白い!
長野産は緑、フランス産は赤で区別がつくようになっています。
ヨーグルトソース、リュバーブのムース、リュバーブのジュレなどが段々に重なって、上には、緑のリュバーブを薄くそいで乾燥焼きさせたような飾りの、リュバーブ尽くしです。

「カシス」は、上にカシスマカロンがのっていて、色鮮やかなカシスムースに、一番底にはカシスソースと、全体にかなり濃厚。
間に、グロゼイユジュレとグロゼイユを挟んだスポンジ生地、ヴァニラムースが挟まっていることによって、特徴ある酸味を受け止めてやわらげているいるような感じです。

「パティスリー アンファンス」には、面白い形のグラスがありました。
ぐーっとカーブしたフォルム・・これは、南国フルーツのカクテルをイメージしたそうです。

Verine_isozaki2

なるほど、グラスのフチにパイナップルを飾り、ブルーキュラソーを底に。
巻きチョコで、ツートンカラーのカラフルなストローを差した、「ブルーハワイ」を思わせますね。

ひとところ、細身のショットグラスのような、小ぶりで細長いグラス入りの夏デザート
が流行った年もありましたが、最近は、また広口系に戻っている気がします。
四角い形も多いし、背丈は、以前よりも短めになっている気がします。
丸、四角ともに先広がりの、言わばトランペット系のカップも増え、食べやすさと、華やかに見えるためかなと思うのですが・・。

長いグラスは、何層にもなった断面が綺麗ではあるのですが、あまりにも長いものだと、スプーンが底まで入らないので、結局、層ごとに順に食べることになってしまい、異なる味や食感が混ざり合う楽しさが、充分に楽しめないんですよね。
だから、最近は、専用の、柄の長いスプーンをつけてくれるお店もあります。

左は、「パティスリー・イソザキ」のヴェリーヌ、「KAORI カオリ」。
ライムのジュレとショウガのブランマンジェの組み合わせと聞き、どちらも私の好きな素材!と迷わず選びました。
ショウガの味がぴりっと効いたブランマンジェと、ライムの酸味の組み合わせは、確かに、食べた後、口の中に残る余韻や香りも強めで、個性派・通向けかも!

Verine_isozaki3

店頭には、苺&バニラ&ホワイトチョコの「URESI ウレシ」と、パッションマンゴー&チョコの「HIKARI ヒカリ」と3つ並んで、赤・黄・緑と揃って見た目もカラフル!
思わずお願いして、写真を撮らせていただいてしまいました。
こういう、ネーミングまで統一感のあるシリーズ物も、せっかくなら全種類食べてみたい~と思わせてくれるんですよね!

一方、「アールハート」や「GINTO」には、シャンパンなどお酒を効かせたジュレ系が揃っていて、これまた気になりました。

あれこれ見ながら、「ヴェリーヌ」の定義というのは何なのか?ということを、改めて考えていました。
これまでも、毎年夏には、各店にグラス入りのデザートが並んでいましたが、それらと、ヴェリーヌの違いはどこにあるのだろう?と気になりませんか?

正直なところ、ヴェリーヌとはこうあるべき、明確な定義は、はっきりしていないような気がしています。

ただ、これはあくまで、私のイメージですが、ヴェリーヌと言った時には、できれば2層だとちょっと物足りなく、3層以上で、見た目にも華やかさを楽しめると嬉しいです。

また、ゼリー×ゼリーや、ムース×ムースといった組み合わせよりも、クリームやソース、フルーツのコンポート、ムース、ババロア、ジュレや生地など、様々な異なる食感が組み合わされているものの方が、食べていて楽しいなと思います。

皆さまは、いかがですか?

では次回、フランスに本店のある各店、すなわち、フランス人シェフの感覚では、どんなヴェリーヌを出しているのかをご紹介して参りますね!

平岩理緒 2008.07.13 デパ地下スイーツ | | コメント (2) | トラックバック (0)


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コメント

今年流行のベリーヌ、グラスデザートとの違いはどこだろうと気になっていた私にとって平岩さんのコメントには納得!何層にも分かれた異なる素材を一度に味わえるところがベリーヌらしさなのでしょうね。

それにしてもどれもおいしそうです~。早速プランタンに行かなければ!
次回の記事も楽しみにしています♪

爽さん、もともとの語源になったテリーヌも、異なる素材があれこれ入って、見た目カラフルで楽しいですものね。この夏は、ヴェリーヌを満喫してください!

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