2008.07.28
この夏注目の「ヴェリーヌ」:その2 フランスのパティスリー編

こんにちは。平岩理緒です。
前回に続き、今年の夏注目されているグラス入りスイーツ、「ヴェリーヌ」のご紹介です。
パリでもトレンドの1つというヴェリーヌ。
では、フランスに本店のある各店では、どんなものが登場しているのでしょうか?
日本橋高島屋の、地下ではなく3階にお店のある「パスカル・カフェ」にあるのは、5種類の「Verrine ヴェリーヌ」。
あとは、先日祇園祭の頃に訪れる機会のあった京都高島屋店。2店舗での限定販売です。
前回、「Verre(グラス)+Terrine(テリーヌ)」というのが語源という説明をご紹介しましたが、パスカル・カフェのプレスリリースによれば、「Verrine」とは、フランス語で「ランタン」を意味する、とのことです。
ちなみに、このあたりは、料理通信の編集ブログにも詳しく書いてあります。
「Verrine」が、昔の船のランタン(ランプ)を意味するという説も確かにあるよう。
また、温度計に使用するガラスのチューブや、加工肉製品、ジャムなどの保存瓶も、「Verrine」と呼ばれるそうです。
「ヴェリーヌ・エロディ」「ヴァニーユ・フランボワーズ」「カシス・フレーズ」「アブリコ・アマンド」「トロピカル」と、1つでもカラフルなのに、5つ揃えば、さらに色合い華やかです。
こちらのヴェリーヌ、1つ1つでももちろん買えますが、5個セットのボックスがあります。
高さ7-8cm程度でしょうか。1つがちょっとかわいらしいサイズなので、5個セットで買っても、1人でも食べられる・・のは私だけかも知れませんが、仲良しの友達や、家族2-3人でちょっとずつ味見するのにちょうどよさそうです!
どれもそれぞれ、クリームやジュレ、ブリュレなどの層に、生地や、カットしたフルーツなど、食感が変化が楽しめます。
中でも私は、酸味のあるアプリコットと
まろやかな甘さのアーモンド風味のムースに、サクサクした香ばしいビスキュイを合わせたアブリコ・アマンドが気に入りました。
アプリコットとアーモンドって、同じバラ科の果樹で、杏仁のような、リキュールのアマレットのような香りに、共通点があるんですよね。
伊勢丹新宿本店の「ジャン=ポール・エヴァン」には、昨年夏にもすでに「ベリーヌ」が登場していました。
これまであったのは「ショコラカフェ」「マスカルポーネカフェ」「ブランマンジェ オ ショコラ」の3種類。
伊勢丹新宿本店のショップ併設のサロンでいただくと、かわいらしい模様のお皿で提供していただけます。夏は、ケーキを持ち帰るのに暑さが気になる季節ですが、お店でいただけるなら、安心ですね!
今年の夏、新たに登場したのは、「ベリーヌ ポワールキャラメル」「ベリー ヌフランボワーズマント」の2種類。
フランボワーズとミントの組み合わせというのは、ちょっと珍しいですね。
ホワイトチョコ使用のババロアがミント風味となっていて、ビスキュイ、フランボワーズのソースで挟んでいます。
一方、ポワールキャラメルの方は、フルールドゥセルキャラメルのジュレに、濃厚なバニラ風味のクリームと洋梨のジュレを組み合わせています。
フランス菓子でも定番の組み合わせですが、どちらかというと秋スイーツのイメージがありました。それを夏のグラス仕立てにしてあって、さわやかにいただけるのがいいですね!
同じく伊勢丹新宿本店にある「アンリ・ルルー」にも、以前から、ちょっと背の低いキューブ状の器に入った「ヴェリーヌ」が出ていました。
今年の夏の新商品には、「カレ・ショコラ・フランボワーズ」と、「ピナコラーダ」の2種が登場。
「カレ・ショコラ・フランボワーズ」は、2008年、伊勢丹新宿本店で開催された「サロン・デュ・ショコラ」のために来日したアンリ・ルルー氏が、デモンストレーション&セミナーにて限定披露したレシピを元に、夏らしくグラスデザートに仕立てたもの。
華やかな酸味があって、ベリー類と相性のいいチョコレート、“マンジャリ”を使ったガナッシュと、フランボワーズのクレームとの組み合わせ。
「カレ=四角」を意味するとおり、器ばかりでなく、フランボワーズのパート・ド・フリュイの飾りや、ルルー氏の故郷、ブルターニュ地方特産のゲランドの塩入りサブレも正方形。
これって、ボンボン・ショコラの形をイメージしたんですって!なるほどね~。
「ピナコラーダ」は、2007年パリのサロン・デュ・ショコラで、ルルー氏が発表した新作のボンボンショコラのフレーバーでした。それをグラス仕立てに再構成したデザート、というわけです。
ベースとなる部分は、2種類のラム酒で風味をつけたココナッツ入りクレームショコラ。
その上に、ザクザクとしたクレープダンテル入りパイナップルのクレーム。
飾りには、パイナップルのコンポートと、ルルー氏お気に入りの素材の1つ、ピンク色のペッパー「ベ・ローズ」の華やかな香り、それにライムを添えています。
まさに、カクテルの「ピナコラーダ」を思わせる大人っぽいデセールは、夏の夜のパーティにもぴったり!
フランスのパティシエやショコラティエの皆さんも、華やかで涼しげなイメージの夏のグラスデザートを、きっと、ご自分でも楽しみながら考え出しているのでしょうね。
「ヴェリーヌ」「ベリーヌ」の名前のついたスイーツは、この夏、デパ地下でも、路面店のパティスリーでも、見かける機会が多いですね。
皆さんも、見た目の美しさを堪能しつつ、様々な味や食感の組み合わせを楽しんでみてください!
平岩理緒 2008.07.28 デパ地下スイーツ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)









































































