2008.05.16
復習レビュー編:端午の節句・柏餅&粽の食べ比べ

こんにちは。平岩理緒です。ご無沙汰してしまってすみませんでした!
おかげさまで、5月29日(木)に『アフター6のスイーツマニア』という本が発売となります。
「駅近(エキチカ)」をキーワードに、午後6時以降、仕事が終わった後にターミナル駅まわりでスイーツを買うのに役立つ、エッセーガイド本となります。
次回、表紙の写真も、ご紹介させていただきますね!
さて、今年の端午の節句は、これまでにないほど、色々な柏餅や粽(ちまき)を食べました。連休中には、岡山・姫路・神戸を訪れ、デパ地下も見てきたので、各地でもそれぞれトライしてきたんですよ。
5月5日は終わってしまいましたが、振り返りとして、レビューしてみたいと思います。
これは、松屋銀座で買いました。薯蕷饅頭で有名な「塩瀬総本家」の柏餅は、こし餡と味噌餡の2種。
味噌餡は、ピンク色のお餅にくるまれています。緑あざやかな葉っぱに包まれていて、色の対比が綺麗ですね。こちらのは、「はまぐりタイプ」の2つ折形でした。
同じく松屋銀座の「果匠 正庵」は、こし、粒、味噌の3種類で、はまぐり形。
個包装のビニールに、粒庵には緑色のシール、味噌餡には黄色のシールを貼って区別してありました。
くるんでいる葉っぱは、3種類ともすべて干した色で、外見では区別しにくいから、お店の方にとっても、このシールが必要なんでしょうね。
ただ、味噌餡だけ、外側につるつる面(表?)が来ているという違いが。
味噌餡の中に、味噌の粒々感が残ってるというか、綺麗に混ぜ込んでしまいきっていない感じが素朴で、味噌餡好きの私は心惹かれました。
銀座三越の「仙太郎」にて。「身土不二」=「身体(身)と環境(土)とは不可分(不二)である」というモットーをうたうこちらでは、自然の素材を生かした和菓子作りに情熱を注ぎます。
こしあん、みそあん、よもぎ粒あんの3種類で、はまぐり形ですね。
ついてきた「和菓子歳時記」リーフレットの軽妙洒脱な口調に、思わず笑いを誘われます。
曰く、京都人は味噌餡を好む人が多く、こちらでは、貴重な、五条「山利」さんの白こうじ味噌を使わせていただいているそう。
「よもぎは私共の丹波仙太郎農場界隈から、この春盗んだもの。我田引水すぎるかも知れないが、小豆はこの仙太郎農場で私共が原種育成栽培したもの」だそうです。
確かに、粒庵をくるむ蓬餅の香りがとても強く、野草を食べている!という感じで、とても印象的でした。野の恵みの蓬を、ちょっと失敬・・神様に感謝しつつ、それもまた善哉。
全体を通じて気になったのは、葉っぱのつるつるした面と、ざらざら面のどちらを中側にするか?ということです。
また、緑の濃い生葉か、干した葉を使うかという点にも、違いが見られます。
同じお店で、漉し餡、粒餡、味噌餡といった種類で差をつけているところが多く、区別のため、という意味は大きいと思いますが、他に意味があるのか?これは気になるところでした。
正直なところ、つるつる面が中側に来ていた方が、お餅から、綺麗にはがれやすいのですが・・。
池袋東武に店舗がある、金沢発の和菓子ブランド「和音」には、粒、こし、味噌の3種類がありました。
形は丸めたタイプ。3種類作るお店の場合、こし餡は白餅で、粒餡はよもぎ餅にくるむというお店も、多いようですね。
味噌餡は、干して少し渋い色になった柏の葉にくるんであります。
金沢の老舗和菓子店「森八」の柏餅は、こし餡、みそ餡の2種類がありました。
こちらのお餅はまん丸タイプで、みそ餡は、お餅が黄色ですね。
包む葉の色も、こし餡はつやつやとしたグリーン、みそ餡は干した葉っぱです。
私は西武池袋本店の店舗で入手しました。店舗によっては、ちまきも登場していたのですが、今年は食べそびれてしまったので、またいつか、リトライです!
気になっていた「虎屋」の粽は、羊羹粽、水仙粽、白下糖入外郎粽(しろしたとういりういろうちまき)の3種類が、1種類ずつ3本束になったものを買いました。
どれも美味しかったですが、特に、黒糖の色とも少し違う、淡い茶色がかった白下糖入りのものは、上品な甘さとコクがあり、非常に美味しかったです。
右が葛製の水仙粽で、真ん中が、葛ベースに小豆の入った羊羹粽ですね。どれも、みずみずしかったですよ!
西武池袋本店で買った「鶴屋吉信」の粽。
こちらの「小倉粽」は、餡が全体に練りこまれたタイプではなく、一見、普通の外郎粽?と思うと、切ってみたら中に小倉餡が!というスタイルでした。
小さなあやめの造花の飾りつきで、販売されていましたよ。
こちらは、三越日本橋本店で購入した「たねや」さんの粽。
「黒糖粽」が少し早くから出ていて、その後、端午の節句近くなり、昔ながらの粽も登場しました。こちらは外郎製で、もちもちと歯応えがあり、葛タイプのとはまた違う美味しさがありました。ぷるん、つるん、とした食感の黒糖粽も、これまた美味しかったです。
こちらは、神戸の和菓子屋さん代表ということで、連休中に、神戸の大丸で購入した「本高砂屋」。
小倉、抹茶、ういろうの3種類がありました。
基本は、米粉をベースにした外郎タイプで、そこに練りこむもののバリエーションがあるのですね。小倉の粒々が見えるのが、面白いですね。
本当は、まだまだあるのですが、今年の柏餅&粽レビューはひとまずこれにて・・。
来年は、どんな柏餅、粽に出会えるか楽しみです!
平岩理緒 2008.05.16 デパ地下スイーツ | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
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『虎屋」の粽は今も買えますか
投稿 山田 | 2008/06/05 21:27:50
山田さん、こんにちは。
残念ながら、虎屋の粽は5月5日までの限定販売でした。
まったく同じではないかも知れませんが、おそらく、また来年の節句の時期に登場するのではないかと思います。
粽とはちょっと違うけれど、笹で包んだもっちりした生地が好きな夏のお菓子は、「和久傳」さんの「西湖(せいこ)」です。こちらは、銀座松屋、伊勢丹新宿本店で、今も買うことができます。
上の中では、「たねや」さんの黒糖粽に近い感じです。
投稿 平岩 理緒 | 2008/06/05 22:51:44