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2008.03.08

アンリ・シャルパンティエ「2008春夏パリ・コレクション」プレス発表会レポート

こんにちは平岩理緒です。

皆さま、こんにちは。平岩理緒です。

先日、アンリ・シャルパンティエ銀座本店にて開催された、「2008春夏パリ・コレクション」プレス発表会にお伺いして参りました。

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この日は、フランス、パリで活躍するシェフ、クリストフ・フェルデール氏が来日し、日本で親交の深いパティシエの方々などもご招待されての、和やかな交流会となりました。

2002年にオープンした、パリ、セーヌ左岸6区の、アンリ・シャルパンティエのラボラトワール。そこから発信される、フェルデール氏とのコラボレーションによるコレクションも、今回で16回目。

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今回は、「人生はお菓子と共に」をテーマとした新作5品のご紹介を、フェルデール氏ご自身からお話いただきました。

フェルデール氏の子ども時代の思い出に彩られたお菓子から、近年、挑戦を続けている、斬新な味のマリアージュまで、まさに、その人生を映し出すかのよう。

アンリ・シャルパンティエ各店でも、3月1日から、発売されています。
オフィシャルホームページはこちら。全国各店舗の一覧も、ご覧いただけます。

それでは、順にご紹介をしてまいりましょう。

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「フユテ・ドジュルディ」
その意味は、「現代のパイ菓子」。
パイ生地に挟んであるのは、白いアーモンドミルクのムースと、鮮やかな対比をなす赤い色は、トマトとグロゼイユのコンポート!
上に飾ってあるのも、シロップ漬けしたトマトピールを乾燥させたものです。

トマトを使ったスイーツも、いまや、珍しくなくなりましたが、一般的なミルフィーユのようにカスタードクリームを挟むのでなく、アーモンドミルクのムースと合わせてあるのが面白く、トマトとは、より相性がいいなと思いました。

「オゼ・モワ」
えっ!と驚きの声をあげてしまいそうな、「きゅうり」使いが斬新なタルト。
でも、このきゅうりのスライス、赤砂糖とレモン汁でマリネしていて、りんごのスライスと交互に重ね、レモンの皮や黒胡椒もアクセントに振りかけているので、意外なほどさわやか。タルトの中には、パイナップルや、いちごのコンポートや、黒胡椒をほのかに効かせたりんごがたっぷり。野菜と果物のフレッシュ感がいっぱいに味わえる、これからの季節にぴったりのタルトです。

うーん、これは、お菓子の名前が、「思い切って私を食べてみて」という意味だというのも、思わず納得!

フェルデール氏は、ここ最近、野菜を使ったデセールの研究、開発に取り組んでいらっしゃいましたが、その発展形として、これらの野菜スイーツが誕生したのですね!

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「ポム・ポム・ダムール」
かわいらしい見た目に、思わずにっこり。
フェルデール氏が、子ども時代に親しんだ、夏の縁日の「りんご飴」を思い出して表現したケーキだそうです。
ヴァローナ社のイヴォワールというホワイトチョコレートで作られたボールの中には、オレンジフラワーウォーターで香り付けしたクリームと、アーモンド風味のスポンジ。
そして、、「パッソア」という、トロピカルフルーツから作られたリキュールでマリネしたフルーツカクテル。
表面の華やかな赤い上掛けは、苺とグロゼイユを合わせた、グラッサージュ・ルージュです。甘酸っぱくて、全体に親しみやすい味ですが、実は、土台のビスキュイに、アニスの香りが効いていて、これが思わぬアクセントに。

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「ヴァシュラン・ダルザス」
ヴァシュランは、シェフが幼い頃、誕生日に必ず食べていたという、さくさくのメレンゲに生クリームを塗った、アルザスの伝統菓子。これを現代風にアレンジしたケーキです。

くるみ入りビスキュイの上に、苺のコンポート、バニラのムースを重ね、サクサクのメレンゲと、キルシュワッサー風味の生クリーム、ホワイトチョコレートで周りを円錐形に包み込んであります。
私も、「ヴァシュラン」は、デザートのアレンジで何度かいただいたことがありますが、こんなポップでかわいらしい姿のヴァシュランも、手土産に喜ばれそうですね!

「フォレ・ノワール2008」
こちらも、アルザスの伝統菓子「フォレ・ノワール」をモチーフにした、現代版アレンジ。
フォレ・ノワールは、黒い森を意味し、隣接するドイツでは、「シュヴァルツベルダー・キルシュ・トルテ」という古典菓子として知られます。
ヴァシュランと対になったような円錐形の、「アルザス」シリーズとでもいった雰囲気ですね。

チョコレートの味はしっかりとしつつ、グリオットチェリーの酸味が効いていて、中のチョコレートの生地には、シフォンケーキを使っているので、いかにも濃厚そうな見た目よりも軽い印象。
中のクリームには、アルザスではメジャーな、ミラベルという黄色いスモモのような果物のブランデーで風味をつけたカスタードと生クリームを使っています。
土台には、スペキュロスという、スパイシーなクッキー生地をしいてアクセントに。

他にも、銀座本店、芦屋のメゾン・アンリ・シャルパンティエ、日本橋高島屋店のサロンのみでいただけるデセールには、オレンジ風味のデザートモンブランや、マンゴーとバナナを、タルトタタン風に仕上げた一皿などが登場しています。
パリの老舗ホテル、「オテル・ド・クリヨン」でシェフ・パティシエを務めた、クリストフ・フェルデール氏ならではの、創造性に富んだ作品です。

それにしても、アルザスという土地は、お菓子好きの方にとっては、とても魅惑的です。
フェルデール氏以外にも、ピエール・エルメ氏、ジャムの妖精といわれるクリスティーヌ・フェルベールさんはじめ、美味しいお菓子の作り手が生まれ育った場所なんですよね。

そこにはきっと、豊かな自然の恵みや、人々の暮らしの中に、お菓子に親しみ、美味しい物を生み出す創作意欲が自然に生じるような、土壌があるのでしょうね。

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また、素適なお土産も、頂戴しました。
このほど、発行されたというムック本、「アンリ・シャルパンティエの世界」。
今回のコレクションをはじめとする、過去のコレクション作品や、サロン限定のデザートメニューなど、レシピと詳しい作り方も、掲載されています。
こちらの本は、今後、アンリ・シャルパンティエの店頭にも置かれるご予定のようです。

「トロワ・バリエ」は、箱のデザインが、とてもオシャレでした。
3種の焼き菓子を象った銀の透かし模様が入っていて、箱をあけると、中に銀色
の帯が入っているため、切り込みからそれが見えていたのだとわかりました。

フィナンシェとマドレーヌが2つずつ、フィナンシェ・オ・ショコラ1つの5個入り。
これらの焼き菓子も、菓子本来の素材のみを使用することにこだわり、保存料など添加物はもちろん、脱酸素材も入っていないのですね。
こちらほど、規模の大きな工場をお持ちで、全国に商品を流通させているメーカーで、これを徹底するのは、かなり努力のいることだと思います。

1969年、芦屋にオープンした「アンリ・シャルパンティエ」。
今回、創業者の蟻田尚邦氏にも、お目にかかることができましたが、「クレープ・シュゼット」というデザートとの出会いの感激が、ご自身の原点であることを、じかに、お伺いすることができました。
「アンリ・シャルパンティエ」の店名は、そのデザートを考案した、19世紀の料理人の名前からとったものなのです。

約40年の歴史を経て、大きく飛躍した「アンリ・シャルパンティエ」。
これからも、そこから発信されるメッセージに、注目したいと思います!

平岩理緒 2008.03.08 デパ地下スイーツ | | コメント (0) | トラックバック (0)


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